不動峠の麓にある平沢駐車場を出発し、霞ヶ浦のすぐ脇にあるリンリンポート土浦で終わる。
ルート情報 総距離:30km 獲得標高:400m
Cycling Route Presenter
– 名前：大関宙
– 出身地：福島県会津若松市
– 在学中の大学：筑波大学
– 自転車歴：4年
– 日本で一番好きなサイクリングルート：磐梯吾妻スカイライン
– 現在所属のチーム：Team CYTO TRIGON
茨城県 ー 古き神社と最先端の建築が共存する海岸の県
茨城県は日本の関東地方に位置し、東京の北東に広がる豊かな自然景観と科学研究施設を有する地域です。ここには、日本で二番目に大きな湖である霞ヶ浦や、日本百名山の一つであり壮大な景観を誇る筑波山があります。
近年、茨城県はサイクリングに適した環境づくりに力を入れ、さまざまなサイクリングルートを整備してきました。その中でも、「つくば霞ヶ浦りんりんロード」は、日本のナショナルサイクルルート（National Cycle Route）に選ばれ、世界的に有名なサイクリングコースと並ぶ存在となっています。「日本で最も挑戦する価値のあるサイクリングルートの一つ」として、多くのサイクリストに親しまれています。
日本百名山 筑波山（Mt. Tsukuba）
標高877メートルで、富士山ほどの高さはありませんが、男体山と女体山の双峰地形と壮麗な景色で知られ、「西の富士、東の筑波」と称されています。
筑波山は四季折々の美しさを楽しめます。春：桜が咲き誇る風景、夏：避暑地として人気、秋：美しい紅葉、冬：遠くまで見渡せる絶景。天気が良い日には、東京スカイツリーや富士山まで望むことができます。
また、筑波山周辺には多くのサイクリングコースがあり、特にヒルクライムに挑戦できるルートが魅力です。本記事で紹介する不動峠（ふどうとうげ）、をはじめ、風返峠（かざかえしとうげ）、朝日峠（あさひとうげ）**などがあり、それらを組み合わせて走ることも可能です。
不動峠の魅力と挑戦
まず私たちはつくば山にある不動峠というクライムに直面するであろう。この峠は3.75kmの距離であり、また獲得標高は270mの平均勾配7%の登りである。
この峠は日本中でとても人気があり、遠いところに住む人も登りにやってくるほどです。私自身も以前から知っていた峠であり、日本中のプロロードレーサーたちが峠アタックをしている場所である。
もちろん峠をアタックするのも良いが、今回はゆっくり走って不動峠の魅力を伝えていければと思う。
不動峠の魅力：神秘的な自然と快適な走行環境
不動峠の魅力といったら、普段は見ることのできない神秘的な自然ではないだろうか。冬から春の時期にかけて見られる小さい滝や、秋シーズンのきれいな紅葉、そして葉が生い茂る春や夏に体感できる木漏れ日。こんなにも幻想的で神秘的な場所はあまりないのではないだろうか。
それに加えて綺麗な路面。きめ細かいアスファルトで抵抗も少ない分軽いペダリングでも気持ちよく進むし、力比べをする選手が好むのもわかる。自転車の聖地のような場所と認識されているせいか、車の交通量も少なくとても走りやすい。
登っている途中では右手に麓の街並みを見ることができる。つくば市の自然豊かなところと、最近発展している街を見下ろすことができ心が安らかになる。
不動峠頂上での休憩
不動峠を登り切ると不動峠の休憩所があり、石碑、バイクラック、ベンチが設置されており、登ってきた仲間たちとお話をしたり、ひと休憩したりすることができなんといっても快適で自転車乗りのためにと設置されたおもてなしの心を感じることができる。
また、頂上はちょうどいい具合に涼しく気持ちよく感じられる。
朝日峠を下る：風とスピードを感じる
さて、不動峠を登った後は小さなアップダウンを繰り返し、さらに朝日峠を下る。朝日峠は有名な日本のアニメである頭文字Dになった舞台。気持ち良い風を浴びながら下り、たまにはカッコいいスポーツカーがたくさん走ってくることも。
リンリンロードを進む：旧鉄道跡を走る
朝日峠を下った後はリンリンロードという名前のサイクリングロードをひたすら進む。この道はかつて線路で電車が走っていた場所であり、使われなくなった線路を改修し自転車専用道路にしたというもの。
ここでも様々な景色を見ることができ、まっすぐ伸びる道であることから広大な土地を見ることもオススメできる。また休憩所が設けられており、トイレ休憩はベンチに座ってお話タイムなど疲れた時のひと休憩を挟むことができる。
つくば霞ヶ浦りんりんロード
つくば霞ヶ浦りんりんロードは、旧筑波鉄道の廃線跡と霞ヶ浦の湖岸道路を組み合わせた、全長約180kmのサイクリングコースです。JR岩瀬駅からJR土浦駅まで、および霞ヶ浦の湖岸ルート。その名称「りんりん」は、自転車のベルの音（RinRin）に由来しています。
このコースは、**日本のナショナルサイクルルート（国際水準の自転車道）**に指定されており、コース沿いには以下のような自然と文化遺産が点在しています：水郷筑波国定公園（豊かな水辺の風景）、霞ヶ浦（日本で2番目に大きい湖）、鹿島神宮（歴史と伝統のある神社）
自然と歴史が融合したこのサイクリングルートは、初心者から上級者まで楽しめる魅力的なコースです。
ゴール：霞ヶ浦とリンリンポート土浦
そしてその道をまっすぐ進むと、今回のゴールである霞ヶ浦という湖、そしてリンリンポート土浦に着くことができる。霞ヶ浦は日本で2番目に大きな湖。一周150kmもの距離があり、湖の周りには自転車専用道路もあるためほぼノンストップで150km走ることができる。足に自信があるそこのあなた、プラスして霞ヶ浦一周してみるのもどうだろうか。
リンリンポートはここ最近できた休憩施設でありとても綺麗な建物。もちろんバイクラックやトイレはあるし、ちょっとした売店だってある。また、ここ霞ヶ浦は自転車以外にも釣りやキャンプを楽しめる場所となっている。自転車と釣り、自転車とキャンプなど多趣味でアウトドアなあなたがここに来れば楽しめること間違いなし。ぜひ一度は来て欲しい。
結び：つくばと霞ヶ浦の自転車天国
茨城県のつくば市はとても自転車乗りにとって環境のいい場所。不動峠のあるつくば山には様々な峠がまだまだ存在し数多くのルートがある。霞ヶ浦沿いにもキャンプ施設や自転車レンタル施設など、自転車を持っていない人やアウトドアが好きな人など多くの人々が楽しめる場所となっている。神秘的な場所から広大な場所まで走れるこのルートをぜひ一度走って見てはいかがだろうか。
さらなる探求のために
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